皆さん。こんにちわ。MORIONEWORLD富山プレスのマーレです。
今回も前回に引き続き、【COOLBIZ】コーデのポイントについてご紹介していきたいと思います。
【Chapter2:色の組合せについて】
まずは前回と同じコチラのコーディネートをご覧ください。
今回注目したいの全体の配色です。説明の前に次の図をご覧ください。
これは、色の関係を表した色相環と呼ばれる図です。本来ですと、色相に加え彩度(鮮やかさ)と明度(明るさ)の掛け合わせで、多種多様な色のトーンが存在するのですが、その辺りを言及しだすと非常に複雑になるため、今回は簡易的にご説明させていただきます。
簡単にいうと、色が近いほど違和感がなく、離れれば離れるほど違和感が出ます。これも、【COOLBIZ】コーディネートに限らず、全てのコーディネートに共通していえる法則です。
上記コーディネートの配色でいえば、
- ジャケット:ネイビー
- シャツ:ブルー
- タイ:ブルー系マルチストライプ
といった配色になります。言ってしまうと、親戚同士の配色なので、違和感はないと思います。
それでは、少しネクタイの色を変えてみましょう。
コチラは、
- ジャケット:ネイビー
- シャツ:ブルー
- タイ:グリーン系マルチストライプ
という配色となります。多少Vゾーンが目立つようになりましたが、ブルー系とグリーン系もお隣同士で仲が良いため、違和感は少ないと思います。
それでは、もう一度ネクタイの配色を変えてみましょう。
コチラは、
- ジャケット:ネイビー
- シャツ:ブルー
- タイ:イエロー系マルチストライプ
という配色になりますが、いかがでしょうか?だいぶVゾーンが目立ちますよね。ブルー系とイエロー系は色相環では最も離れた、いわば他人的な存在です。かなり違和感も増したと思いませんか?
先ほどから【違和感】という言葉で表現していますが、違和感がないから良い、違和感があるから悪いという二極論ではありません。確かに色相環の離れた配色同士でコーディネートする場合、時にどぎつい印象となり、ビジネスに不適な配色となる事もありますが、逆に近すぎる色を選ぶと、Chapter1でご紹介したNGコーデの様な、微妙な色合いの違いによる違和感を生み、逆効果となってしまいます。
配色の際は、違和感の程度を見極めながら、上手に使ってあげる事が重要です。
それでは、Chater2のまとめです。
① 色相環では色相が近ければ違和感が少なく、遠ければ違和感が増す。
② 違和感を見極めながら、上手に配色する事が重要。
それでは、今回はここまでとなります。次回も引き続き配色について、ご紹介させていただきます。それでは、またお会いしましょう。